初年度スローガン

『剛 毅 果 断』
~ 此処に尊き青年会議所運動の礎を築く~

理事長所信

rijityou

「竟に諸侯恃むに足らず。公卿恃むに足らず、
草莽志士糾合義挙の他にはとても策これ無き事 …」


これは久坂玄瑞が武市瑞山(通称:武市半平太)に宛てた言葉であり、後に坂本龍馬に託したものである。先の読めない国際情勢の中、多様化する様々な価 値観から生じた逕庭する情報により、混迷を深める現代日本が必要としている ものこそ、正に名も無き”草莽の志士” 一人ひとりの力なのである。 便利さと豊かさを履き違えた弊害による価値観の多様化、個人主義、自己責 任という聞こえの良い言葉の裏に潜む怠慢な利己主義や刹那主義、これらによ って、古来の日本人の精神性とも言うべき“当たり前のことを当たり前に為す” ということにすら違和感を覚える感覚を起こさせる根源は、無責任と無関心に 他ならない。平然の繰り返しがいつしか当然となり感謝する気持ちを失わせ、 正しいことを正しいと言うことさえ躊躇しなければならない現代において、日 本人が永きに渡り築き上げてきた高尚な風土が蝕まれてきている危機感を感じ るべきなのである。 そして、有数の伝統や歴史を誇りに感じる気持ちを今一度見つめ直すと共に 奪還し、日本文化を重んじることの重要性を知覚した上で、この危機的状況を 打破できるものこそ、何時の時代においても幾多の困難を乗り超え次代を切り 開いてきた青年の他にないのだと、青年自身が理解することが大切なのである。 さらに、我々一人ひとりがこれまでの自分を振り返りつつ、これからの自分を考え、まずは自らを律すると共に、創始の精神に遡及し、恒久的に荘厳な理念のもと壮大な理想を求め続けなければならない。 また、変革の能動者として地域の中心的役割を担うべく、「誠実なる思いの正 しき行動が未来を開くのだ」という想いの無限の可能性を信じ、明確な指針を 標榜することが必要なのである。 つまり、未来志向の地域住民主導型の希望溢れるまちを創造するために、滾 る情熱を持った意気溢れる青年が嚮導し、地域住民の琴線に触れる真摯な運動 を展開し実践躬行することに専心しなければならないのである。

一般社団法人北名古屋青年会議所 初代理事長 小山 雅也


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