■第10代 理事長
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■スローガン

 「継往開来」 〜未来へ繋ぐ架け橋となれ〜

■所信

我々が活動する北名古屋青年会議所の礎を記す。

創立宣言文

滾る情熱を持った意気溢れる若き力こそ、幾多の苦難を乗り越え更なる指針を標 榜する我が国の正しき発展に寄与する事ができる唯一の力である。

後世への架け 橋として自らの知性と徳性の研鑽に努め、青年としての重責を全うすべく進取果敢 に邁進し、明るい豊かな社会の実現、そして恒久的な世界平和の実現を企図し、志 操堅固な信条を胸に敢然たる想いで、無二の同志と共に此処に「北名古屋青年会 議所」の創立を宣言する。

初代理事長 小山 雅也

【はじめに】

一般社団法人北名古屋青年会議所(以下、北名古屋青年会議所)は、先輩諸兄の滾る情熱を持って日本で786番目の青年会議所として歩みを初め、本年で創立10年目を迎えました。「明るい豊かな社会の実現」を目指し、北名古屋の地を更に素晴らしい地域へと導くために運動を展開してきました。新型コロナウイルス感染症は、社会の常識を大きく変え、 当たり前だと思っていた今までの生活スタイルを過去のものへと変えました。人々の行動 に大きな変容をもたらし、経済活動においても行動制限の中で停滞を余儀なくされ、様々なモノのあり方に多大なる影響を今も与え続けています。その影響はコロナ後の社会であっても完全に元に戻ることは無く、新たな流れをもった社会に対応していくために、我々は変革の起点として先輩方が築き上げてきたものを受け継ぎ地域の未来を思い描き行動することが重要です。

【次世代へ繋ぐ会員の資質向上】

全国的に会員数の減少が進み、それは北名古屋青年会議所にとっても例外ではなく組織 力の低下が懸念されます。青年会議所は地域を明るい豊かな社会にする為に、次世代のリー ダーを育成する団体であります。会員一人ひとりが、青年経済人として、自己研鑽していく 必要があり、様々な事にアンテナを張り、地域に何が必要であるか、進むべき未来を考えていく必要があります。人間は誰しもが、自分の興味のある事、得意分野に対しては、進んで 情報収集をし、自身の能力として身に付ける事ができます。しかし、興味のないこと、苦手 な分野に関しては調べることもなく、他力本願な考えに甘んじ、見て見ぬふりをしてしまい ます。自分の為でなく、地域の為、社会の為に、青年会議所活動に取り組むことで、新たな 発見、自己成長に繋がると確信しております。自身の固定観念にとらわれる事なく、多種多 様な意見に耳を傾け、得た経験、知識を地域に還元する事ができる人材へ、地域に影響力の あるリーダーの育成に努めてまいります。リーダーを育成する為に、まず青年会議所だから こそできる、自身の型を破るチャレンジ精神が大切であると考えております。よく青年会議 所では、少し背伸びをした事業、例会の構築が求められます。自身が今まで経験したこと、 得意分野で勝負するのでなく、新しい取り組み、未経験の分野にこそ学びがあるという事を理解し、自己成長に繋げていきたいと考えております。次に、リーダーシップの育成です。 自身の仕事、役職に問わず、責任ある行動には様々なリーダーシップが必要となります。より影響力のある例会、事業の構築こそ、リーダーシップが問われると考えております。会員 一人一人が自身の役割を理解し、責任感を持って活動に取り組む意識を醸成します。また、 青年会議所の運動を対内だけでなく、対外の意識を変革していくようなリーダーシップの醸成を行ってまいります。

【会員拡大】

会員拡大】 ルス感染拡大前の2019年と比べると20名近く会員減少し 新型コロナウイ 2024年度北名古屋青年会議所は会員3名でのスタートとなります。 、危機的な状況であり運動 発信する力は衰退の一途を辿っているといっても過言ではありません。会員数の増加は、地 域に対する私たちの活動・運動の影響力を増幅させ、地域の未来への可能性を広げます。本 年度は、会員拡大目標として年初会員数の3倍増を目指します。会員拡大を行うにあたり、 私達自身が、青年会議所活動を行う魅力、目的、意義を理解している必要があり、自己成長 の糧となっていると感じる状況を作る必要があります。私達自身が、胸を張り、青年会議所 の魅力、自己成長、経験について熱量を持って語る事で、会員拡大対象者の心に響かせる事ができると考えます。この我々の熱量を会員拡大対象者に伝える機会が必要であります。地域の企業、先輩方々との協力体制を充実化し、青年会議所活動、運動について発信を行っていく事が大切であると考えます。また、新入会員においても、青年会議所に入会してもらう事を目的とせず、自身の青年会議所活動について語れるような人材に育成していく事が大切であり、活動への参加を促すのではなく、自らの意思で参加するように、活動、運動に巻き込んでいくように努めてまいります。青年会議所は楽しい場所であり、修練の場所であると感じています。苦楽を共にし、本気で地域の未来、社会運動、青少年育成に取り組む事が、同志の拡大に繋がり、私たちの青年会議所活動においても、より影響力のある、力強い発信に繋がると確信しております。

【芸術性豊かな街 北名古屋】

北名古屋市は濃尾平野のほぼ中央に位置し、地形は海抜5メートル前後と極めて平坦な地形です。周囲には、五条川、新川、合瀬川などの河川が流れ、うるおい豊かな自然が残る住みやすいまちです。北名古屋市は名古屋芸術大学と連携して芸術豊かな景観づくりを行っており、「アートエリアロード」をはじめとした様々な場所で市民が芸術や文化に触れあえる街です。このような北名古屋の芸術という特色を生かした事業を展開することを通して、「芸術性豊かな街 北名古屋」として地域住民の地域への愛着を深めて定住を促進するとともに、まちづくりへの関心を高めて地域を活性化させていきます。市民が愛市精神をも って住み続けたいまちと感じるために、北名古屋のまちの特色を生かし、さらなる魅力を発 掘、向上させて、明るい豊かなまちづくりを推進していきます。

【10周年を迎えるにあたり】

青年会議所の大きな特徴のひとつに、単年度制という仕組みが挙げられます。1 年に1 度、全ての会員の役職が変わり、新たに社会課題が抽出されることで、より多くの会員に 様々な機会が提供される、素晴らしい仕組みです。この仕組みの価値を最大化するには、私たちの理念や目指すべき方向性を明確にし、JC 運動に継続性を持たせるべきだと私は考えます。そのためには、多様なステークホルダーと共にまちのありたい姿を描き、市民や行政から共感の集まる中期ビジョンを打ち出す必要があります。大切なことは、ビジョンは掲げ ることが目的でないということです。ビジョンから単年度の運動のあり方を見つめ直し、実行に移すことで、地域に持続的なインパクトがもたらされるのです。ビジョンのある運動は共感を生み、そこから新たなパートナーシップが構築されます。この先も地域から必要とさ れるより強固な組織の指針として中期ビジョンを策定します。このまちの未来のため、力強い運動を展開していきます。

【結びに】

創立から今日に至るまで、スポンサーLOM である公益社団法人名古屋青年会議所をはじめとする各地青年会議所及びメンバーの皆様、先輩諸兄、そして地域の行政、各種団体と本当に多くの皆様にご支援とご協力を賜りながら、活動できていることに心から感謝申し上げます。青年会議所は成長のきっかけを与えてくれる場所です。自分を成長させようと少し でも努力すればそれに見合ったものが必ずついてきます。限られた時間の中で、与えられたチャンスに仲間と共に向かい合うことで必ず成長があります。青年会議所が目指す「明るい 豊かな社会」の実現のためにも地域や市民の皆様から必要とされなければなりません。創立から続く想いや志を受け継ぎ未来へ繋ぐ架け橋となる組織を目指し1年活動してまいります。